ことりのかけら

発見したこと気づいたことを発信中~帰国生・凸凹発達の教育情報も~

我が家に「便蔵さま」がやってきた~家族の会話増えました~

今年、我が家のトイレには「便蔵(べんぞう)さま」がやってきました。

「便蔵さま」とは、2018年の週めくりカレンダーです。

「便蔵さま」には歴史(24年目)があるようなのですが、我が家にとっては「初・便蔵さま」です。

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我が家のトイレには、カレンダーを張ることにしているのですが、何かしら読むものが印刷されているものを選んできました。

昨年度は、「歴史人物カレンダー」にしました。毎日、その日に誕生した歴史上の人物のイラストと紹介が書かれたものを楽しみました。

2年間は、歳時記二十四節気カレンダー、3年前はくもんなぜなにカレンダーを使用しました。

毎日いろんな情報を仕入れたり頭を使って考えたりできるものがいいな、と思ってさがして、今年は毎週クイズなどで頭を使うものにしてみました。

最初の一週間は間違い探し。我が家の家族にとっては難問でした。が、なんとか見つけることができました。今週は、漢字クイズ。(他にもパズルやクロスワード等々あるようです。)

家族でカレンダーの問題について話す機会もでき、「便蔵さま」を楽しめています。

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「公民で失敗するよ」とASD傾向生徒の先輩ママ。学習漫画対策で助けられました。

私の住む町には、凹凸発達の子どもをもつお母さんの集まりが月に一度あり、参加しています。仕事をしているのでなかなか参加できないのが残念なんですが。きっかけは、市報の「こんな集まりありますよ」的な市民の投稿欄で見つけたこと。引っ越してきて情報が少なく、心細かった時でした。

参加してみると、うちの子より2,3歳年上のお母さんたちが多く、学校の事、習い事のこと、進学のこと、学校の先生の情報など、生きた情報を得ることができました。困っていることは様々でしたが、高機能の子のお母さんもいるので、悩みが似通っていてとても助かっています。

こういう「○○の会」って、自分に合う時と合わない時があります。なので、会う人すべてに薦められるわけではありません。でも、凹凸発達の子どもを育てる時、同じ境遇にいる人と少しはつながって話を聞いてもらったり、助言を聞いたりできることは助けになるんじゃないかな、と思います。

今回は、具体的に、子どもの学業に助けになったことを1つ書きますね。

息子ひな介がまだ、小学校高学年だった時、中3の子どもをもつお母さんが、こう言われました。「うちの子、社会は得意な方だったんだ。歴史も地理も好きだし。それが、中3で公民をやり始めたら、テストで全く点が取れなくなって、今すごくあせってる。志望校変えようかと思うくらい。」(結局このお母さんの子どもさんは、その後頑張って、第一志望の高校に合格されてました。良かった!)

さて、この時、この話を聞いたおかげで、我が家は対策を練ることができたんです。

社会科は、ひな介の好きな科目です。特に歴史は得意。でも、公民は新分野。

ある講習会でこんなことを聞きました。

「ASD傾向のある子は、予習が大切。ADHD傾向のある子は復習が大切」(ASDは自閉症スペクトラム障害、ADHDは注意欠陥多動性障害の略語です)

ASD傾向の子は、ある程度知っている状態で授業を聞いた方がよいのです。ひな介は特にその傾向があり、新しいことを自分のものにするのが得意ではありません。

そこで、ひな介には中2の段階で、下の写真の本を手渡しました。「勉強しときなさい」と言ったわけではなく、「こんな漫画あったから、買ってきたよ。どうぞ。」と。

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この軽いノリの予習が、とーっても役に立ちました。少なくとも社会の点数が足を引っ張ることにはなっていません。(今のところ、、、ですけどね。)

この対策は社会だけでなくて、他の教科でも使えるはず。残念ながら、漫画を渡しておけばすべてOKとは、なりません。でも、「かじっておく」ことが助けになる子は、多くいるんじゃないかな。

我が家の場合は、社会以外の教科でも、漫画の説明が役立つと思った科目では、学習漫画を使用しています。結果が点数に現れない時もあります。それでも、ないよりあった方がよいです。

ひな介は、活字中毒の気があったので、学習漫画は小さなときから手にしていました。でも、この「親の会」で先輩お母さんの経験談を聞いていなかったら、タイミングよく「公民」の漫画本を探すということを思いつかなかったかもしれません。

この記事が、次の「ひな介くん、ひな介ちゃん」の何かのきっかけになったらいいなあと思います。 

高校の同級生が通う大学の授業、娘が隣で受けてみた。

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娘のひなは、現在大学1年生。なんとか小さいころから憧れていた学校に入学することができました。 受験前には実際に大学のキャンパスを何度も見学。 「本当に行きたいか」確認し、受験しました。 

それでも、実際に入ってみると「こんなとこだったのか!」とか「こんなはずじゃなかった!」「聞いてないよ~」ということがでてくるようです。

高校の同級生は、ほとんどが◎◎大学に進学。(90%以上が同じ大学に進学する高校に通っていました。) 高校三年生の志望大学を決定するとき、娘は多くのクラスメイトにこう言われたそうです。

「え?□□大学? どこ、それ? ◎◎大学より、偏差値下だよ? 偏差値が低い大学に行きたいの?

友達は、□□大学という名前を聞くと、すぐさま偏差値の検索を始めたそうです。娘は当時、ため息交じりにそう報告していました。

娘の進学した□□大学は、課題が山ほどでて、遊びもアルバイトも思うようにできないと言われています。建学者を尊敬していること、卒業生に憧れる人がいること、その大学の△△コースに進みたいことなどの理由で決めました。しかし、そこに通って膨大な課題と格闘していると、「みんなと同じように◎◎大学に言っておけばよかったかな。」という気持ちになることもあるようでした。

 

この冬休み、高校の時の友達のクラスを聴講させてもらえることになり、娘はいくはずだったかもしれない◎◎大学の授業を受けてみたようです。

感想は、「みんな、やる気がないみたいだった。面白い授業していたのに聞いてない子が多かった。 学ぼうとしない学生が周りにいると、自分のやる気を出すのにエネルギーがいるから、大変そう。 私の□□大学では、みんなやる気満々だよ。質問もすごくするし、自分は世界にでて活躍する!とか、こんな仕事したい!とか1年生でも将来の準備してる。大学によって、本当に雰囲気が違うんだね。 □□大学がきつすぎるから、◎◎大学に行っておけばよかった、って思ったりしてたけど、やっぱり□□大学でがんばる。(大学を変えることなんか実際はできないのですが。)」

◎◎大学は、私たちの住む地域で名前を聞けば「おー」と言われる大学です。就職先もよいと言われています。

それでも、入ってから一生懸命勉強する雰囲気がないと、「夢」に向かって勉強したいと思っている学生にとってはつらいですね。 周りもやる気で切磋琢磨するほうが、やりがいもでてきますよね。

今は受験シーズン真っ最中。

寒さも厳しいし、気持ちの上での緊張もマックスだと思います。本当に気持ちがアップダウンして大変な時期ですが、大学受験進学先を選ぶときは自分に合ったところはどこなのか、考えて選択できるといいなと思います。 そして、栄養のあるものを食べて休むこともできますように。

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