引き出しの中に、メモを見つけました。
子どもに作文をさせるときのコツを新聞記事で見つけて書き留めておいたものです。
記事には作文の書き方、作文の書かせ方が書いてあったと思います。
多くの人は、子どもに、「どう思うのか」という感想文を書かせる。
しかし、子供に書かせるべきなのは、「どう見えているか」という描写文、観察文である、というものだというのです。
感想文は、一握りの文才のある子どもに任せておけばよい。
クラス全員ができるようにまず目指さなくてはならないのは、作文のテーマにそった内容を「的確に描写できる力」をつけることであるということです。
「どう思いますか。それを書きなさい。」といわれると、
「別に、何も思わないから書けません。」
と答えが返ってくることが多いのではないでしょうか。
投げかけるべき質問は、
「落ち葉をみてどう思いますか。」ではなく、
「落ち葉はどう落ちていくのですか。」なのだそうです。
なるほど、これなら、どの子も自分の目の前に落ちていく葉っぱのことを何かしら書きとめることができるはずです。
わたしも、子どもの頃、こんな指導を受けてみたかったです。
文章を書くとき、大人も心がけるとステップアップできるのではないかなあ、と思いました。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。