こんにちは。 ことりです。
先日、読むことに困難のある生徒が無料で申請して使用できる「マルチメディアデイジー教科書」を紹介しました。
教科書以外の本が読みたい!
子どもたちの興味を掘り下げる、知りたいことをもっと知る、新しい世界を開く。読書は、それを助けてくれます。
読むことに困難がある場合、大切な手段を一つ奪われていることになります。
読みに困難を抱える人たちが使える図書には、先日紹介した、「マルチメディアデイジー図書」のほかにも、「テキストデイジー図書」「音声デイジー図書」と呼ばれるものがあります。
こういう図書を工夫して使うことで、子どもたちの世界は広がります。
近視の人が、眼鏡をつかうように、読みにくい子には、「デイジー図書」が選択肢の一つになると思います。
一般の子供向けの図書をデイジーで読むとどうなるのか、まずはご覧ください。
動画では、本を音声で読んだものが流れています。(音声デイジー)本文は表示されません。
実際の本を手に持って、朗読してもらっている感じで使用してもよいし、音だけで使用するのも良いと思います。
これを使えば、毎年の悩みの種の「読書感想文」も少しは楽になるのではないでしょうか。
どうやってこの環境を家庭にセッティングするのか?
まず、「サピエ図書館」に登録申請をします。(再生ソフトのセッティングが別途必要です。AMIS3.1.3ファースト・ステップ・ガイド)
この図書館を使用できる人は、「視覚障害など、活字による読書に困難をお持ちで、「サピエ」を直接利用したい個人の方」となっています。
読み困難をかかえるこどもは、「活字による読書に困難を持つ」に当てはまります。
① まず、会員登録をします。登録はサピエのウェブサイトから行います。
② 数日すると、IDとパスワードがもらえます。
③ 読みたい本を検索します。
すべての本がデイジー図書になっているわけではないので、根気強く探されることをお勧めします。 毎年の課題図書はすべてデイジー図書になっているはずです。
「図書音声デイジー」「図書テキストデイジー」「図書マルチメディアデイジー」が、読みに困難をかかえる子どもたちが使える図書になります。次の画像だと、4番の「ルドルフといくねこくるねこ」の「音声デイジー版」です。点字データは読めません。
④ 図書を選択してデータをダウンロードします。
⑤ データをクリックして、詳細情報をクリック。
⑥ 実行をクリック。
⑦ データのダウンロードができました。
データの再生方法は?
さまざまな再生ソフトがありますが、ここでは、動画でも使用していたAmisを紹介します。
リンクからソフトをダウンロードして、図書のデータを再生します。