数年前のある日、気づいたのです。私は、足の指が動かせない。
「足を使ってじゃんけんをしてみよう」というコーナーをテレビの番組で見ました。
世の中の人はそんなことができるのですか?
私ができたことは、「グー」(足指をぐっと内側に曲げる)だけ。
これが、私の精一杯のパー。(↓)
指と指の間は、離れません。ぴったりくっついています。
一つ一つの指の間を開けることはできず、パーというより、
「そのままの足です」という風です。
質問:世の中のみなさんは、足の指を自由に動かせるのですか?
ネットで調べてみると、できる人とできない人がいるらしい。こんな書き込みを見つけました。
・「足の指って1本ずつ動かせるものなんですか。」
・「小指だけは、全く動きません。」
・「なぜ足の指は、自由に動かせないのですか。」
・「足の指をバラバラに曲げることができません。」
この人たちは、私と同じように足指が動かせないということですね。
答:「私、一人じゃなかった。」
自由に足の指を動かせる人たち
足指がかなり自由に動かせる人もいるようです。(テレビで足を手と同じように使えている方がいました。)
実際、私が苦悩しているその横で、夫は気持ち悪いくらい足の指を動かしていました。同じ家にすんでいながら、それまで「足の指動く?」という会話をしていなかったから知りませんでした。
足の指は動かせないといけないのですか?
足指が動かせないことは、次のようなマイナス点もあるようです。
・バランスが悪くなる
・けがをしやすい
・足首が固くなる
筋肉と神経の連携ができている人は、「この指を、こう動かそう。」と思うと動かせるのですね。羨ましい。
足の指が広がることは、健康にも良さそうです。
「私の指にも連携を覚えさせよう!」
練習すればできるようになるかもしれない。
訓練してみました。
「何やってんの?」「動かせるようになって、なんか意味あるの?」と家族に嘲笑されながら……。
ことりが考えた訓練メニューが、こちら。
・手で足指を動かし、感覚を覚える。
・足指で足の下にひいたタオルを引っ張る
・足の指と手の指を組む(柔軟性)
・足指のストレッチ
しかし、長い間こんな調子でした。
「全然できない」
「まったく進歩ない!」
心が折れそう……。
頑張りました、細々と。
その期間は、3年。
最近、ここまでできるようになったんです。
できる人にとっては、なんだそれ?でしょうが、私にとってはすごい進歩です。
少なくとも親指は自由になりました。
なにしろ、最初は、「動かせ!」と言われて、
これだったんですから、⇓
次の課題は、足の指を広げられることです。完全パーを目標にしています。
はい、家族には「なぜ?それにこだわるの?」とあきれられていますが。