ことりのかけら

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大学、給付型奨学金~指定校のリストにないと応募もできないのはつらすぎる~

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娘は、春から大学生をしています。小学生の頃、ある歴史上の人物の伝記を読んで感銘を受け「私の行きたい大学はここしかない」ということになりました。現在はこなせないほどの課題に埋もれる日々。寝る暇がないと言っていますが、それでも夢に向かって頑張っているようです。

 

我が家は、教育費に関して、「決してやってはいけない」と思われる支出をしている家庭です。卒業後どうなるのかわからない娘にかけるには多すぎる額を払っていると自覚があります。どうやって採算をとっているのか? それは、ただ一つ、「全員の生活レベルを下げる」こと。 (今のところ、それでもできる楽しみ方をして過ごしています。)

 

そんなことり家が、超興味のあるのが返済の義務のない給付型奨学金です。返済義務のある貸与型奨学金は、奨学金という名の教育ローン。 苦学はしても、できるだけ、負債は負わないようにしたい、させたい。

調べてみると、「給付型奨学金もたくさんあるよ!もらわない手はないよ!」という情報がでてくるんですよね。 

本人も私も、大学が決まる前から、調べまくりました。そして、わかったこと。

「給付型奨学金は確かにある」でも、もらえるチャンスは「どの大学に通うか」によって大きく変わってしまう。

結論から言うと、娘が今の大学に通っている限り「給付型奨学金」をもらえるチャンスはすごくすごく狭き門になる、ということです。

なぜでしょうか?

・まず、娘の大学独自の奨学金がない。(あっても微々たるもの)

・外部団体がオファーするほとんどの給付型奨学金は「指定校制」(あらかじめ決められた大学のリストがあり、その大学に通っている学生が応募できる。)

 

指定大学に指定されていない大学に通う学生には、チャンスは全くありません。

もうっ、どうして!!!

娘の大学、身内がいうのもなんですが、名の知れた良い大学なのです。歴史の教科書にも載っている。 それなのに、指定校制をとる給付型奨学金のリストには、全く載っていません。 どんだけ、嫌われてるのだ。。。 

 

チャンスがあるのは、指定校制をひいていない奨学金のみ。そしてその数は本当に少ないのです。 つらい。。。

これまでにできる申請はすべてやりました。 あとはどうなるのか待つのみです。

 

そして、結果はどうであれ、これまでのように「本当に必要なものだけで贅沢しないで暮らす」そういう日々を過ごしていくことに精進します。

 

これから大学を選ぶ方へ。

学びたい方面が決まっていて希望の大学がある方は、大学独自の奨学金が多くあり、外部団体の給付型奨学金の指定校に多く載っている大学を選ぶのも一つだと思います。 

 

www.kotorino-kakera.com

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人は右、車は左ではないのですか?

子どもの頃、交通事故が多い県に住んでいました。

交通安全! 口を酸っぱくして言われていました。

自転車に乗るときには、中学生でも白いヘルメット。『かぶってなかったらこうなるのです』というビデオを見せられ、怖くてかぶらないという選択肢などありませんでした。

小学校で何回も暗唱させれたフレーズ。

それが、これです。

「人は右。車は左。」

ですから、西日本に住むようになって、街を歩くときに違和感が。。。

自分が人の波に乗れないのです。

人々が、左側通行をしているから。

ある場所だけかと思ったのですが、「どこでも」です。

 

どうして??

あなたたちは、小学校で習わなかったのですか?

「人は右。車は左。』ですよ!!!

 

そう叫ぶ前に、念のため調べてみることにしました。

なぜなら、先日こんなものを見つけたからです。

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そう、調べたところによると

・駅構内では左側通行(が多い)

・昔は、人は左側通行をしていた

ということのようです。

 

あれ、、、、、私が習ったことはなんだったのでしょう?

同じように

「人は右。」って教えられた人、いると思うんですけどね。

給食を残した息子、「食育の妨げになるので困ります」と先生からお咎めを受けました。

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先日、あるニュースを聞き胸が痛くなりました。 小学生だった息子に起こった出来事が、よみがえってきました。

ニュースは、このようなものでした。教師が給食を食べない児童の口に無理やり食べ物を押し込んだ結果、児童が嘔吐した。汚れた床を児童に掃除させた。

(産経ニュースより)

 給食無理やり食べさせ嘔吐 女性教師「口を開けなさい」と箸で押し込む

富山県小矢部市の市立小学校で今年1月、嫌いな給食のおかずを残した当時4年生の男児に無理やり食べさせ、嘔吐させたとして、50代の女性教諭が担任を外されていたことが分かった。教諭は男児に床掃除もさせていたという。

 同市教育委員会によると、教諭は1月の給食時、豆腐ハンバーグを食べ残した男児に「口を開けなさい」と指示。箸で口に押し入れたところ、男児は吐き出し、それまで食べていたものも吐いた。教諭は「自分で汚したのだから自分で掃除しなさい」と床掃除もさせたという。

 男児が汚れた服を持ち帰り、保護者が学校に抗議。学校は2月、「男児との関係が好ましくない」として、教諭を担任から外した。

 教諭は当時、食べ残しや好き嫌いをなくす指導などを担当する学校の給食主任を務めており、1月までに数回、男児に無理やり食べさせたことがあったという。

 同市教委の野沢敏夫教育長は「行き過ぎた指導だった。子どもや保護者につらい思いをさせ、申し訳なく思う」と話した。

 この男児のことを私は知らないので、どんな性格の子供だったのか、それまでの先生との関係はどうだったのか、わかりません。でも、無理やり食べさすのはアウトだと思います。そんな事をして、良い結果がでるなんて思ったのでしょうか? 出ません。

 

現在は、わりと給食を食べられるようになった息子ですが、当時3年生だった息子は、味覚や触覚が過敏で、口に入れることができない物がかなりありました。特に油揚げ。 感覚過敏による偏食は、努力したら食べられるようになる類のものではありません。 本人は、超まじめなので「食べなさい」と命じられたら、涙を流しながら口に入れます。 それは拷問と同じことなんですが、先生にはそうは見えなかったのでしょう。 家庭では、どうしても無理なものは食べさせず、なんとか食べられるものは小さく切ってそれだけ完食したらOKということにしていました。

 

学年の最初から、先生には「感覚過敏・味覚過敏があるので、給食は本人にとってつらい時間であること」、「様子を見て配慮してほしいこと」を伝えていました。

先生は、困った顔で一言「特別扱いはできません」。

そしてある日、先生が怒った様子で電話をかけてこられました。

「お宅のお子さんのせいで、食育が上手くできなくて困っているんです。今日は、欠席者が多かったので、残ったおかずを出席しているみんなで残さずたべるように教えていました。食べ物を大事にする、これが食育です。それなのに、まさにその時に、ことりさんのお子さんは、ポケットにおかずを隠してたんです。ずるいですよね。ちゃんとお家で叱ってください。」

息子にとってみると、『僕のノルマ(本人分の給食)は達成した。それなのに、欠席した人の分まで食べさせられる。そこまでは、無理』ということだったのでしょう。

 

先生には予め、食べることが苦手と伝えてあったのに、「ずるいですよね! 食べ物がもったいないですよね!」と言われました。グサッと胸を刺す言葉。

「申し訳ありません。」と謝ったものの、納得いかなくて、「本人は、かなり苦しんだと思います。家で本人に話しますが、子どもがそこまで追い込まれていることを先生にもわかっていただきたいのですが、、、。」と伝えました。

先生は、「この1年、食べ物を大切にしましょう、と教えてきているんです。ことりさんのお子さんのようなことをしてもらうとクラスの良い雰囲気が壊されるんです。」と、ため息をつかれました。

 

「食育」って、感謝して楽しんで食事をいただくことが基本じゃないのでしょうか? 楽しんで食べられるように、整えていくのが大人の仕事なのではないのでしょうか?

食べなければならない、とか、そんなのおかしいです。

感覚過敏、味覚過敏で食べることが大変な子どもたちが、学校の給食の時間を平和に過ごせるようになりますように。。。

時間とともに過敏の状況も変わるし、本当に、大人はおおらかに見守ってほしいです。

 

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